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9日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、米FOMC控えて売りは優勢

*18:20JST 9日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、米FOMC控えて売りは優勢
9日の香港市場は続落。主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比331.13ポイント(1.29%)安の25434.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が147.12ポイント(1.62%)安の8936.41ポイントで引けた。ハンセン指数はこの日、約2週ぶりの安値水準を更新した。

週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)や中国の物価指標発表を控え、売りが優勢となった。午前中は中国当局の政策期待を支えに買いが先行する場面もあったが、午後にかけて時価総額の大きいハイテク株を中心に売りが広がった。イベント前の持ち高調整や方向感の乏しさが上値を抑え、市場の様子見姿勢を反映した展開となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、不動産セクターが下げを主導。ロングフォー・プロパティーズ(0960/HK)が5.97%安、華潤置地(1109/HK)が3.77%安、チャイナ・オーバーシーズ(0688/HK)が3.15%安となった。米FOMCの結果公表や中国の物価統計発表を控えた不透明感に加え、金利高止まり懸念が高まるなか、利ざや確保が困難とみた売りが広がった。年末の持ち高調整圧力も影響した。

金融セクターも軟調で、中国人寿保険(2628/HK)が4.13%安、中信泰富(0267/HK)が1.79%安、平安保険(2318/HK)が1.43%安と下げが目立った。大型株への売りが波及し、テンセント(0700/HK)は0.41%安、アリババ(9988/HK)は1.63%安となった。その他、エネルギー、カジノ、素材関連など幅広い業種で調整売りが見られた。

反面、医薬品セクターでは底堅さが目立ち、ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)が1.88%高、シノ・バイオファーマ(1177/HK)が1.33%高、ウーシー・アップテック(2359/HK)が1.06%高となった。米中対立の緩和観測や防衛的な業種選好が追い風となった。中国人民銀行による流動性供給期待も買い安心感を与えた。

中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%安の3909.52ポイントで取引を終了した。



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2025/12/10 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

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8306 三菱UFJFG 売り転換
6501 日立製作所 売り転換
8316 三井住友FG 売り転換
8035 東京エレクトロン 買い転換
6857 アドバンテスト 売り転換



 
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