フィスコニュース


AI関連投資への先行き懸念から一時5万円の大台割れ【クロージング】

*16:49JST AI関連投資への先行き懸念から一時5万円の大台割れ【クロージング】
11日の日経平均は続落。453.98円安の50148.82円(出来高概算20億株)で取引を終えた。米国株高を受けて買いが先行したが、米オラクルの時間外での急落がセンチメントを冷ます形になった。オラクルなどと「スターゲート」を推進するソフトバンクG<9984>が急落し、日経平均株価を押し下げる一因になった。日経平均は後場に入ると、49926.27円まで水準を切り下げ、5万円の大台を割り込む場面があった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下り銘柄数が1300を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、卸売、証券商品先物、海運など5業種が上昇。一方、情報通信、非鉄金属、電気ガス、機械、石油製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、三井物<8031>、富士フイルム<4901>が堅調だった半面、ソフトバンクGのほか、東エレク<8035>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は想定通り0.25%の利下げを決定した。米国市場では主要株価指数が上昇したなかで、東京市場もリスク許容度の高まりから買いが先行して始まった。ただ、前述の通り米オラクルの下落がAI関連株への利益確定の売りに向かわせた。日経平均は取引開始直後にはマイナスに転じ、その後はじりじりと下げ幅を広げる形だった。

FOMCは波乱なく通過したものの、AI関連への過剰な設備投資が警戒されてきており、AI相場の継続に陰りが出てくるのではないかとの見方に向かわせた。一方、日経平均が節目の5万円を割り込むと、すかさず押し目を拾う動きもみられているだけに、過度な不安は必要ないのかもしれない。クリスマス休暇や年末接近で市場参加者は限られてくるなかで、短期筋の仕掛け的な動きは警戒が必要で、不安定な展開が予想される。



<CS>

欧州為替:ドル・円は下げ渋り、米金利にらみ [注目トピックス 市況・概況] 2025/12/11 18:23
日経平均テクニカル: 続落、終値25日線割れを警戒 [注目トピックス 市況・概況] 2025/12/11 18:15
東京為替:ドル・円は切り返し、夕方にかけて堅調 [注目トピックス 市況・概況] 2025/12/11 17:06


 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/12/10 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,294 銘柄
1,787 銘柄   売り
 
 
 
8306 三菱UFJFG 売り転換
6501 日立製作所 売り転換
8316 三井住友FG 売り転換
8035 東京エレクトロン 買い転換
6857 アドバンテスト 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS