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欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、米FOMC消化しドルに買戻しも
2025/12/11 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、米FOMC消化しドルに買戻しも
11日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策内容を消化する展開となり、下げは一服する見通し。ただ、日本の財政悪化懸念は根強く、円売りがドルを支えるだろう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は3会合連続となる0.25%利下げを決定したが、今後の政策運営に関しては経済指標を注視しながら判断するとの慎重姿勢を示した。パウエル議長は「次の動きが利上げとなる可能性は低い」と述べ、米金利安・ドル安の展開に。ユーロ・ドルは1.17ドル付近に浮上し、ドル・円は155円80銭付近に軟化。本日アジア市場は米金利安が続き、ドル売り先行。日本株をにらんだ円買いもドルを圧迫した。
この後の海外市場はFRBの利下げ決定を受けた米金利低下で下押し圧力が続くものの、FOMCの慎重な緩和姿勢がドルの下支え要因となる見通し。加えて、来週の日銀会合で利上げ観測が続くなか、日本の財政悪化懸念が円買いを抑える要素として意識される可能性がある。目先発表の米重要経済指標の発表を控え、短期的には155円台後半を中心としたもみ合いが続く見通し。ただ、米国債利回りの動向次第ではドルに買い戻しが入る展開とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 スイス中央銀行政策金利発表(予想:0.00%、前回:0.00%)
・20:00 トルコ中央銀行政策金利発表(予想:38.50%、前回:39.50%)
・22:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:22.4万件、前回:19.1万件)
・22:30 加・9月貿易収支(予想:-52.5億加ドル、8月:-63.2億加ドル)
・22:30 米・9月貿易収支(予想:-630億ドル、8月:-596億ドル)
<CS>
11日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策内容を消化する展開となり、下げは一服する見通し。ただ、日本の財政悪化懸念は根強く、円売りがドルを支えるだろう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は3会合連続となる0.25%利下げを決定したが、今後の政策運営に関しては経済指標を注視しながら判断するとの慎重姿勢を示した。パウエル議長は「次の動きが利上げとなる可能性は低い」と述べ、米金利安・ドル安の展開に。ユーロ・ドルは1.17ドル付近に浮上し、ドル・円は155円80銭付近に軟化。本日アジア市場は米金利安が続き、ドル売り先行。日本株をにらんだ円買いもドルを圧迫した。
この後の海外市場はFRBの利下げ決定を受けた米金利低下で下押し圧力が続くものの、FOMCの慎重な緩和姿勢がドルの下支え要因となる見通し。加えて、来週の日銀会合で利上げ観測が続くなか、日本の財政悪化懸念が円買いを抑える要素として意識される可能性がある。目先発表の米重要経済指標の発表を控え、短期的には155円台後半を中心としたもみ合いが続く見通し。ただ、米国債利回りの動向次第ではドルに買い戻しが入る展開とみる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 スイス中央銀行政策金利発表(予想:0.00%、前回:0.00%)
・20:00 トルコ中央銀行政策金利発表(予想:38.50%、前回:39.50%)
・22:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:22.4万件、前回:19.1万件)
・22:30 加・9月貿易収支(予想:-52.5億加ドル、8月:-63.2億加ドル)
・22:30 米・9月貿易収支(予想:-630億ドル、8月:-596億ドル)
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