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17日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、持ち高調整売りが目立つ

*18:28JST 17日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、持ち高調整売りが目立つ
17日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比641.41ポイント(2.48%)安の25247.10ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が247.49ポイント(2.67%)安の9011.97ポイントと3日ぶりに反落した。ハンセン指数は約1カ月半ぶりの安値水準まで落ち込んだ。

米国株の下落を受けて軟調に始まり、終日にわたり売り優勢の展開となった。週明けに控える中国の主要経済統計発表と重要会議を前に、投資家のリスク回避姿勢が強まり、持ち高調整の売りが広がった。下げは主に時価総額の大きいネット関連や消費関連株に集中し、相場の重しとなった。一方、底堅さを見せる場面は限定的で、買い材料に乏しい一日だった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー関連が大幅安となり、サニーオプティカル(2382/HK)が5.2%安、SMIC(981/HK)が6.5%安、BYDエレクトロニック(285/HK)が8.1%安と軒並み下落した。米国株安の影響に加え、週明けに控える中国の経済統計発表や重要会議を前に、投資家の持ち高調整が進んだことが売り材料となった。市場では景気減速への懸念もくすぶっており、ハイテク銘柄中心にリスク回避の動きが広がった。

不動産関連も軟調で、チャイナ・オーバーシーズ(688/HK)が1.8%安、華潤置地(1109/HK)が1.4%安、ロンフォー・プロパティーズ(960/HK)が2.2%安となった。金利上昇懸念が再燃する中、資金の逃避が続いた。加えて、保険・金融セクターも軟調で、中国平安(2318/HK)が3.3%安、中国人寿(2628/HK)が5.8%安だった。その他ではヘルスケアや消費関連の一角にも売りが波及した。

反面、小売・公益関連には一部買いが入り、周大福珠宝(1929/HK)が5.0%高、ハンソー・ファーマ(3692/HK)が2.1%高、長江インフラ(1038/HK)が0.5%高と堅調だった。業績見通しの安定性や高配当利回りを背景に、防御的銘柄への資金シフトがうかがえた。市場全体がリスク回避の局面にある中で、ディフェンシブセクターが相対的に選好された格好だ。

中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.95%安の3839.76ポイントで取引を終了した。



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2025/10/17 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   608 銘柄
2,599 銘柄   売り
 
 
 
8035 東京エレクトロン 売り転換
6857 アドバンテスト 売り転換
2914 日本たばこ産業 買い転換
4063 信越化学工業 売り転換
7741 HOYA 売り転換



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