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昭栄薬品---2Q増収、化学品事業の売上高が伸長
2025/11/10 14:33
*14:33JST 昭栄薬品---2Q増収、化学品事業の売上高が伸長
昭栄薬品<3537>は7日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%増の133.63億円、営業利益が同22.1%減の2.40億円、経常利益が同11.7%減の3.59億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同14.3%減の2.41億円となった。
化学品事業の売上高は前年同期比10.6%増の123.42億円、セグメント利益は同7.0%減の3.05億円となった。米国の関税政策による景気先行き不安があったものの、国内外の景気は底堅く推移し、自動車関連や繊維油剤関連の国内主要得意先からの受注(数量)は堅調となった。また、販売価格に影響を及ぼす天然油脂相場価格は前年の高値から下落基調で推移していたが、直近は持ち直しの動きも見られ、販売価格は比較的高値水準で推移した。
日用品事業の売上高は同6.1%減の3.90億円、セグメント利益は同39.4%減の0.28億円となった。同事業が取扱う掃除用関連商品や生活日用品(洗濯槽クリーナーや用途別脱臭剤等)の一部定番商品や忌避剤等の季節性商品の売行きは堅調なものの、全体では、円安や原材料高による仕入れ価格の高騰、物流費のコストアップ等、厳しい事業環境が続いた。
土木建設資材事業の売上高は同11.5%減の6.31億円、セグメント損失は0.04億円(前年同期は0.15億円の利益)となった。同事業の取扱商品とかかわりの深いコンクリート補修補強工事が少なく、地盤改良工事においても、特に関西圏では大阪・関西万博の開催期間中と相まって工事の受注が少なく、工事に使用される材料・添加剤等の販売は低調となった。一方、環境関連薬剤の販売では、大型プロジェクト物件(トンネル工事)の受注が継続し、堅調に推移した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.2%減の244.64億円、営業利益が同27.5%減の4.05億円、経常利益が同21.5%減の5.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.9%減の4.17億円とする期初計画を据え置いている。
<AK>
昭栄薬品<3537>は7日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%増の133.63億円、営業利益が同22.1%減の2.40億円、経常利益が同11.7%減の3.59億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同14.3%減の2.41億円となった。
化学品事業の売上高は前年同期比10.6%増の123.42億円、セグメント利益は同7.0%減の3.05億円となった。米国の関税政策による景気先行き不安があったものの、国内外の景気は底堅く推移し、自動車関連や繊維油剤関連の国内主要得意先からの受注(数量)は堅調となった。また、販売価格に影響を及ぼす天然油脂相場価格は前年の高値から下落基調で推移していたが、直近は持ち直しの動きも見られ、販売価格は比較的高値水準で推移した。
日用品事業の売上高は同6.1%減の3.90億円、セグメント利益は同39.4%減の0.28億円となった。同事業が取扱う掃除用関連商品や生活日用品(洗濯槽クリーナーや用途別脱臭剤等)の一部定番商品や忌避剤等の季節性商品の売行きは堅調なものの、全体では、円安や原材料高による仕入れ価格の高騰、物流費のコストアップ等、厳しい事業環境が続いた。
土木建設資材事業の売上高は同11.5%減の6.31億円、セグメント損失は0.04億円(前年同期は0.15億円の利益)となった。同事業の取扱商品とかかわりの深いコンクリート補修補強工事が少なく、地盤改良工事においても、特に関西圏では大阪・関西万博の開催期間中と相まって工事の受注が少なく、工事に使用される材料・添加剤等の販売は低調となった。一方、環境関連薬剤の販売では、大型プロジェクト物件(トンネル工事)の受注が継続し、堅調に推移した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.2%減の244.64億円、営業利益が同27.5%減の4.05億円、経常利益が同21.5%減の5.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.9%減の4.17億円とする期初計画を据え置いている。
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