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ポールHD Research Memo(9):売上高1,000億円、EBITDAマージン10%の早期達成を目指す

*11:09JST ポールHD Research Memo(9):売上高1,000億円、EBITDAマージン10%の早期達成を目指す
■今後の見通し

3. 中長期の成長戦略
中長期の成長戦略としてポールトゥウィンホールディングス<3657>は、メディア・コンテンツ業務の撤退を完了したことで、経営リソースを国内及び海外ソリューションに集中投下し、事業成長・人材強化・財務健全性を実現して持続的な成長と企業価値向上を目指す。事業リスクが高く収益のボラティリティが高いメディア・コンテンツ業務から撤退したことで、今後は安定したグループ経営が可能になったという面で弊社ではポジティブに評価している。

業務別では、競争力の高い国内ソリューション(ゲーム分野)を安定収益基盤と位置付け、成長余地の大きい国内ソリューション(IT分野※)や海外ソリューションを成長ドライバーとして積極展開していく。業績目標としては売上高1,000億円、EBITDAマージン10%(2025年1月期4.1%)の早期達成を目指し、ROEは財務の健全性を維持しつつ(自己資本比率50%以上)、キャピタル・アロケーションの最適化を図りながら15%以上の水準に引き上げる考えだ。

※ IT分野は、従来のTech分野とEコマース分野が含まれる。

(1) 国内ソリューション(ゲーム分野)
国内ゲーム市場は今後も年率1ケタ台の安定成長が続く見通しであり、高いシェアを握る同社の売上高も堅実な成長が見込まれる。今後普及拡大が見込まれるブロックチェーンゲームやeスポーツ市場などの取り込みも事業拡大の好機となる。

同社はAI技術を活用した高付加価値サービスや海外子会社と連携したグローバルソリューションの提供によって競争力を強化するほか、生産性の向上と採用コストの低減による収益性の維持向上を目指す。

(2) 国内ソリューション(IT分野)
成長余地の大きい国内ソリューション(IT分野)では、高スキル人材の育成に注力することで、高単価案件の受注獲得並びに対象領域の拡大を図る。事業拡大のための継続的な人材投資や認知度向上のためのプロモーション投資に加えて、AI技術の活用による生産性向上に取り組みながら、高成長を目指す。

(3) 海外ソリューション(ゲーム分野)
年率10%台の成長が見込まれる海外ゲーム市場において、同社はブランド力向上による新規顧客の開拓並びにゲームのライフサイクルに対応したクロスセルの推進により、グループシナジーを創出しながら高成長を目指す。また、AI技術の活用による生産性向上に加え、オフショア拠点の活用によって人件費の低減を図るなど、収益性の向上にも取り組む。

(4) キャッシュ・アロケーションの考え方
同社は自己資本比率50%以上を堅持しつつ、成長投資と株主還元のバランスを最適化することでROEの向上を目指している。キャッシュ・アロケーションの考え方としては、営業キャッシュ・フローや投資キャッシュ・フロー(資産売却・投資回収)、財務キャッシュ・フロー(有利子負債活用)などで得た資金を、成長投資や株主還元に充当する。成長投資については基本的に営業キャッシュ・フローの範囲内を目途とし、必要であれば財務キャッシュ・フローや投資キャッシュ・フローなども活用する方針だ。株主還元については、DOE3%を下限とし、総還元性向30%以上を意識しつつ、安定的な株主還元を目指し、状況に応じて自己株式の取得等も検討する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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