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ポールHD Research Memo(6):国内及び海外ソリューションは増収確保、メディア・コンテンツは損失縮小

*11:06JST ポールHD Research Memo(6):国内及び海外ソリューションは増収確保、メディア・コンテンツは損失縮小
■業績動向

2. 業務別の業績動向
(1) 国内ソリューション
ポールトゥウィンホールディングス<3657>の国内ソリューションの売上高は前年同期比5.0%増の12,880百万円、営業利益は同35.1%減の658百万円となった。売上高はゲーム分野が前年同期比10%増と好調に推移した一方で、Tech分野、Eコマース分野がそれぞれ横ばい水準にとどまった。ゲーム分野は「Nintendo Switch 2」向けタイトルのデバッグ需要が増加したほか、その他のゲームやパチンコ向けの受注も増加した。Tech分野についてはさらなる拡大に向け、AIスペシャリストを含めたエンジニアの採用や育成に注力するなど先行投資期間としたことで売上が伸び悩んだ。具体的には、先端技術研究室と事業部が連携し、MagicPodやAutify等のノーコードツール操作研修やPlaywrightなどのコーディング研修を実施し、半年間で345名のリスキリングを完了した。今後はこれら人材のさらなるスキルアップに加え、従来では獲得が困難であった高単価案件の受注獲得によってTech分野の拡大を目指す。Eコマース分野については、前年同期に高収益大型案件が終了したことによるマイナス影響があったものの、他の顧客先の受注拡大によってカバーした。

営業利益は、高収益大型案件終了の影響や人材投資、拠点整備費用、マーケティング費用の増加が減益要因となった。なお、中間期末の従業員数は正社員で1,483名(前年同期比76名増)、アルバイトで3,884名(同226名増)、合計で5,367名(同302名増)となった。

(2) 海外ソリューション
海外ソリューションの売上高は前年同期比8.0%増の9,750百万円、営業損失は585百万円(前年同期は51百万円の損失)となった。ゲーム業界の市況回復に加えて、2024年9月に事業譲受したゲーム開発アウトソーシング事業の売上が約5億円の増収要因となった。既存事業ベースの増収率は約2%増だったが円高の影響で約2億円のマイナス要因となっており、現地通貨ベースでは約5%の増収だったと見られる。

分野別の売上動向は、音声収録と開発が増加し、カスタマーサポートやローカライズ、デバッグは横ばい水準となった。利益面では、前年同期に計上した事業整理費用341百万円が剥落した一方で、「Side」へのリブランディング費用72百万円の計上や、新規オフショア拠点で268百万円の損失を計上したことに加え、ゲーム開発アウトソーシング事業ものれん償却額の計上等により若干の減益要因となった。なお、中間期末の従業員数は正社員で1,634名(前年同期比81名増)、アルバイトで1,031名(同47名減)、合計で2,665名(同54名増)となった。

(3) メディア・コンテンツ
メディア・コンテンツの売上高は前年同期比31.9%減の2,042百万円、営業損失は137百万円(前年同期は480百万円の損失)となった。第2四半期より主要子会社のHIKEを連結対象から除外した影響(前年同期の売上は858百万円)で減収となったが、利益面では前年同期に発生したゲーム共同開発追加負担金229百万円が剥落したほか、HIKEの連結除外により損失額が縮小した。第2四半期だけで見ると売上高は441百万円、営業損失は18百万円となっている。なお、中間期末の従業員数は正社員で73名(前年同期比225名減)、アルバイトで10名(同92名減)、合計で83名(同317名減)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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