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ユーロ週間見通し:もみ合いか、日本の財政悪化への懸念残る

*13:58JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、日本の財政悪化への懸念残る
■弱含み、米国金利の先安観弱まる

今週のユーロ・ドルは弱含み。11月19日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(10月開催分)内容を受けて12月の米利下げ観測は一段と後退し、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小。さらに21日発表の11月ユーロ圏製造業PMIが市場予想を下回ったことからユーロ・ドルは一時1.15ドルを下回る場面があった。取引レンジ:1.1491ドル-1.1625ドル。

■もみ合いか、米12月利下げの可能性残る

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。有力な手掛かり材料が乏しく、積極的なユーロ買いは入りづらい展開となりそうだ。一方、米9月失業率の上昇を受け、12月利下げの可能性は残されている。米国の景気減速を示唆する材料が提供された場合、ドル売りがユーロを下支えしよう。

予想レンジ:1.1400ドル-1.1700ドル

■最高値更新、一時182円をつける

今週のユーロ・円は最高値を更新し、一時182円に到達した。日本銀行による12月利上げ観測は一段と後退し、日欧金利差の段階的な縮小は予想できないこともユーロ買い・円売りを促したようだ。欧州中央銀行(ECB)の政策金利は当面変更なしとの見方もユーロ高・円安につながった。取引レンジ:179円26銭-182円01銭。

■もみ合いか、日本の財政悪化への懸念残る

来週のユーロ・円はもみ合いか。ユーロ圏経済や欧州中央銀行(ECB)の政策運営が注目されるものの、有力な手掛かり材料が乏しく、ユーロ買いは入りづらい。一方、日本銀行の利上げ観測後退や日本の財政悪化への懸念は消えていないため、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:178円00銭-182円00銭




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