フィスコニュース
後場に注目すべき3つのポイント~米エヌビディア決算を終え安心感広がる
2025/11/20 12:38
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~米エヌビディア決算を終え安心感広がる
20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる
・ドル・円は堅調、日本株高で円売り
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる
日経平均は大幅反発。1487.40円高の50025.10円(出来高概算12億327万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株式市場は反発。ダウ平均は47.03ドル高の46138.77ドル、ナスダックは131.38ポイント高の22564.23で取引を終了した。半導体のエヌビディアの決算待ちで、寄り付き後、まちまち。その後、労働統計局(BLS)が10月雇用統計の発表中止を発表、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した10月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも大半の参加者が12月利下げに否定的な姿勢を示したため金利高を警戒し、相場は失速。ダウは一時下落に転じた。ナスダックはハイテクセクターの回復で終日堅調に推移。終盤にかけダウもプラス圏を回復し終了した。
米株式市場の動向を横目に、20日の日経平均は591.59円高の49129.29円と反発して取引を開始した。米エヌビディアの決算を無事通過したことで、押し目買いや自律反発狙いの買いが午前の主導となった。また円相場が1ドル=157円台まで円安方向に振れたことが輸出関連株を中心にプラス要因となった。11時までの時間帯では、上値を追う動きに慎重さも見られつつも、幅広い銘柄に買いが波及した。
個別では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、ディスコ<6146>、レーザーテク<6920>、イオン<8267>、ファナック<6954>、住友電<5802>、テルモ<4543>などの銘柄が上昇。
一方、東京海上<8766>、ニトリHD<9843>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>、資生堂<4911>、三越伊勢丹<3099>、サイバー<4751>、ホンダ<7267>、OLC<4661>、明治HD<2269>、日ハム<2282>、日野自<7205>、東京電力HD<9501>、クラレ<3405>、東宝<9602>などの銘柄が下落。
業種別では、33業種中32業種が上昇しており、特に「非鉄金属」「電気機器」「証券・商品先物取引業」「機械」「ガラス・土石製品」「水産・農林業」などが目立って堅調だった。唯一「保険業」が下落した。
後場の日経平均株価は、買い基調を維持しつつも前場の上昇幅を確認しながら展開しよう。為替が1ドル=157円台半ばへと推移していることから、輸出関連を中心に支えが期待される。加えて、国内の政策発表や企業決算、海外要人発言などが材料出尽くし感を伴いかねない点には注意が必要。需給面では、前場の上げを受けて利益確定の売りが出る時間帯にも警戒される。以上の点を踏まえ、後場も堅調ながらも次の節目を意識した展開になろう。
■ドル・円は堅調、日本株高で円売り
20日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、156円88銭から157円47銭まで値を上げた。日経平均株価の急伸でリスク選好の円売りに振れやすく、ユーロ・円は初の181円台に浮上。米株式先物は強含み、今晩の株高期待の円売りも出やすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円88銭から157円47銭、ユ-ロ・円は180円96銭から181円42銭、ユ-ロ・ドルは1.1515ドルから1.1541ドル。
■後場のチェック銘柄
・ハンワホームズ<275A>、免疫生物研究所<4570>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・8月貿易収支:-596億ドル(予想:-604億ドル、7月:-782億ドル)
【要人発言】
・木原官房長官
「為替市場では一方向で急激な動きがみられ憂慮している」
「為替、金利を含む市場動向は注視している」
「現在の実質金利は極めて低い水準」
「金利の正常化、将来の意図せざる歪みをもたらさないためにも必要」
「経済・物価情勢の改善に応じて政策金利引き上げ、緩和度合い調整は必要」
「総合的に見て、基調的な物価上昇率は2%ぐらいになってきている」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる
・ドル・円は堅調、日本株高で円売り
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035>
■日経平均は大幅反発、米エヌビディア決算を終え安心感広がる
日経平均は大幅反発。1487.40円高の50025.10円(出来高概算12億327万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株式市場は反発。ダウ平均は47.03ドル高の46138.77ドル、ナスダックは131.38ポイント高の22564.23で取引を終了した。半導体のエヌビディアの決算待ちで、寄り付き後、まちまち。その後、労働統計局(BLS)が10月雇用統計の発表中止を発表、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した10月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも大半の参加者が12月利下げに否定的な姿勢を示したため金利高を警戒し、相場は失速。ダウは一時下落に転じた。ナスダックはハイテクセクターの回復で終日堅調に推移。終盤にかけダウもプラス圏を回復し終了した。
米株式市場の動向を横目に、20日の日経平均は591.59円高の49129.29円と反発して取引を開始した。米エヌビディアの決算を無事通過したことで、押し目買いや自律反発狙いの買いが午前の主導となった。また円相場が1ドル=157円台まで円安方向に振れたことが輸出関連株を中心にプラス要因となった。11時までの時間帯では、上値を追う動きに慎重さも見られつつも、幅広い銘柄に買いが波及した。
個別では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、ディスコ<6146>、レーザーテク<6920>、イオン<8267>、ファナック<6954>、住友電<5802>、テルモ<4543>などの銘柄が上昇。
一方、東京海上<8766>、ニトリHD<9843>、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>、資生堂<4911>、三越伊勢丹<3099>、サイバー<4751>、ホンダ<7267>、OLC<4661>、明治HD<2269>、日ハム<2282>、日野自<7205>、東京電力HD<9501>、クラレ<3405>、東宝<9602>などの銘柄が下落。
業種別では、33業種中32業種が上昇しており、特に「非鉄金属」「電気機器」「証券・商品先物取引業」「機械」「ガラス・土石製品」「水産・農林業」などが目立って堅調だった。唯一「保険業」が下落した。
後場の日経平均株価は、買い基調を維持しつつも前場の上昇幅を確認しながら展開しよう。為替が1ドル=157円台半ばへと推移していることから、輸出関連を中心に支えが期待される。加えて、国内の政策発表や企業決算、海外要人発言などが材料出尽くし感を伴いかねない点には注意が必要。需給面では、前場の上げを受けて利益確定の売りが出る時間帯にも警戒される。以上の点を踏まえ、後場も堅調ながらも次の節目を意識した展開になろう。
■ドル・円は堅調、日本株高で円売り
20日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、156円88銭から157円47銭まで値を上げた。日経平均株価の急伸でリスク選好の円売りに振れやすく、ユーロ・円は初の181円台に浮上。米株式先物は強含み、今晩の株高期待の円売りも出やすい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円88銭から157円47銭、ユ-ロ・円は180円96銭から181円42銭、ユ-ロ・ドルは1.1515ドルから1.1541ドル。
■後場のチェック銘柄
・ハンワホームズ<275A>、免疫生物研究所<4570>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・8月貿易収支:-596億ドル(予想:-604億ドル、7月:-782億ドル)
【要人発言】
・木原官房長官
「為替市場では一方向で急激な動きがみられ憂慮している」
「為替、金利を含む市場動向は注視している」
「現在の実質金利は極めて低い水準」
「金利の正常化、将来の意図せざる歪みをもたらさないためにも必要」
「経済・物価情勢の改善に応じて政策金利引き上げ、緩和度合い調整は必要」
「総合的に見て、基調的な物価上昇率は2%ぐらいになってきている」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>


フィスコニュース
新着コラム/レポート




















