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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株からバリュー株へシフト~
2025/10/23 08:44
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株からバリュー株へシフト~
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株からバリュー株へシフト
■フューチャー、3Q営業利益 1.0%増 117億円
■前場の注目材料:三井物産、カナダ新興に出資、コンドミニアムでEVシェア
■ハイテク株からバリュー株へシフト
23日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、膠着感が強まる相場展開になろう。22日の米国市場はNYダウが334ドル安、ナスダックは213ポイント安だった。前日の取引終了後に予想を下回る決算を発表したネットフリックスの下落が重荷になったほか、中盤にかけ、トランプ米政権が米国製ソフトウエアの対中輸出制限を検討しているとの報道が伝わったことで、対中貿易摩擦の悪化懸念が再燃しハイテク株を中心に売られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比490円安の48820円、円相場は1ドル=151円80銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。ネットフリックスの下げは前日の段階で織り込まれているが、トランプ米政権による米国製ソフトウエアの対中輸出制限を検討しているとの一部報道を受けて、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりそうだ。昨日はソフトバンクG<9984>の下落に日経平均株価は大きく振らされる形だったが、本日も同社の動向を睨みながらの相場展開になりそうである。
一方で、ソフトバンクGに翻弄されるなか、相対的に出遅れていた内需系への資金シフトがみられており、東証プライムの8割近い銘柄が買われていた。高市トレードで半導体やAI関連株に一極集中していた動きからのリバランスが意識されやすく、内需系を中心に押し目買い意欲は強そうである。高市政権は、物価高対策を講じつつ、官民連携での積極投資による「強い経済の実現」を目指しており、政策期待は高まっている。
また、海外投資家においても高市政権に対する期待は高いようであり、足元での急ピッチの上昇で買い遅れていたファンドなどは押し目買いを入れてくる可能性はありそうだ。また、米中貿易摩擦への警戒のほか米政府機関の一部閉鎖解除の兆しもみえていないなかで、米国から日本株へのグローバル資金のシフトも意識されてくる可能性が期待されそうである。今後本格化する決算により積極的な売買は手控えられそうだが、バリュー株への見直しに向かわせよう。
■フューチャー、3Q営業利益 1.0%増 117億円
フューチャー<4722>が発表した2025年12月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増の552億8200万円、営業利益は同1%増の117億1300万円だった。フューチャーアーキテクトにおいて、金融機関向け勘定系システムである「次世代バンキングシステム」を、昨年に稼働開始した1行目に続き、本年7月に2行目の安定稼働を開始。また、3行目、4行目及び5行目も導入に向けて進捗している。前期第2四半期から損益を連結したリヴァンプの業績が当期において通期寄与する。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(58.50、+1.26)
・米長期金利低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・森六<4249>「再生プラ車部品」実装へ、民生品由来で製造
・KDDI<9433>ロンドンに新DC、27年度めど
・三井物産<8031>カナダ新興に出資、コンドミニアムでEVシェア
・日産自<7201>「サクラ」に太陽光システム搭載、モビリティーショーに出展
・IDOM<7599>「リメイク車両」の新ブランド
・鈴茂器工<6405>象印マホービンと、業務用炊飯器を開発、自動で水量調整
・パソナG<2168>ヤンマーHDなどと、食・エネ自給率向上で連携
・ACSL<6232>米電波塔会社と覚書
・NEC<6701>コートジボワール支援、農業効率化プロ始動
・ルネサス<6723>エンコーダー代替、位置センサー量産
・東洋紡<3101>カチオン不純物を除去、大塚化学と、抗体薬製造向け分離膜開発
・武田薬品<4502>次世代がん治療薬開発、中国バイオと提携
・オリンパス<7733>欧にエネルギーデバイス、止血力高い組織切開実現
・マルハニチロ<1333>韓国で市販冷食発売、若年層向け輸出強化
・近鉄GHD<9041>近鉄エクスプレス、保税倉庫業務を開始、欧ハブ拠点
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株からバリュー株へシフト
■フューチャー、3Q営業利益 1.0%増 117億円
■前場の注目材料:三井物産、カナダ新興に出資、コンドミニアムでEVシェア
■ハイテク株からバリュー株へシフト
23日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、膠着感が強まる相場展開になろう。22日の米国市場はNYダウが334ドル安、ナスダックは213ポイント安だった。前日の取引終了後に予想を下回る決算を発表したネットフリックスの下落が重荷になったほか、中盤にかけ、トランプ米政権が米国製ソフトウエアの対中輸出制限を検討しているとの報道が伝わったことで、対中貿易摩擦の悪化懸念が再燃しハイテク株を中心に売られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比490円安の48820円、円相場は1ドル=151円80銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。ネットフリックスの下げは前日の段階で織り込まれているが、トランプ米政権による米国製ソフトウエアの対中輸出制限を検討しているとの一部報道を受けて、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりそうだ。昨日はソフトバンクG<9984>の下落に日経平均株価は大きく振らされる形だったが、本日も同社の動向を睨みながらの相場展開になりそうである。
一方で、ソフトバンクGに翻弄されるなか、相対的に出遅れていた内需系への資金シフトがみられており、東証プライムの8割近い銘柄が買われていた。高市トレードで半導体やAI関連株に一極集中していた動きからのリバランスが意識されやすく、内需系を中心に押し目買い意欲は強そうである。高市政権は、物価高対策を講じつつ、官民連携での積極投資による「強い経済の実現」を目指しており、政策期待は高まっている。
また、海外投資家においても高市政権に対する期待は高いようであり、足元での急ピッチの上昇で買い遅れていたファンドなどは押し目買いを入れてくる可能性はありそうだ。また、米中貿易摩擦への警戒のほか米政府機関の一部閉鎖解除の兆しもみえていないなかで、米国から日本株へのグローバル資金のシフトも意識されてくる可能性が期待されそうである。今後本格化する決算により積極的な売買は手控えられそうだが、バリュー株への見直しに向かわせよう。
■フューチャー、3Q営業利益 1.0%増 117億円
フューチャー<4722>が発表した2025年12月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増の552億8200万円、営業利益は同1%増の117億1300万円だった。フューチャーアーキテクトにおいて、金融機関向け勘定系システムである「次世代バンキングシステム」を、昨年に稼働開始した1行目に続き、本年7月に2行目の安定稼働を開始。また、3行目、4行目及び5行目も導入に向けて進捗している。前期第2四半期から損益を連結したリヴァンプの業績が当期において通期寄与する。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(58.50、+1.26)
・米長期金利低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・森六<4249>「再生プラ車部品」実装へ、民生品由来で製造
・KDDI<9433>ロンドンに新DC、27年度めど
・三井物産<8031>カナダ新興に出資、コンドミニアムでEVシェア
・日産自<7201>「サクラ」に太陽光システム搭載、モビリティーショーに出展
・IDOM<7599>「リメイク車両」の新ブランド
・鈴茂器工<6405>象印マホービンと、業務用炊飯器を開発、自動で水量調整
・パソナG<2168>ヤンマーHDなどと、食・エネ自給率向上で連携
・ACSL<6232>米電波塔会社と覚書
・NEC<6701>コートジボワール支援、農業効率化プロ始動
・ルネサス<6723>エンコーダー代替、位置センサー量産
・東洋紡<3101>カチオン不純物を除去、大塚化学と、抗体薬製造向け分離膜開発
・武田薬品<4502>次世代がん治療薬開発、中国バイオと提携
・オリンパス<7733>欧にエネルギーデバイス、止血力高い組織切開実現
・マルハニチロ<1333>韓国で市販冷食発売、若年層向け輸出強化
・近鉄GHD<9041>近鉄エクスプレス、保税倉庫業務を開始、欧ハブ拠点
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
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・特になし
<ST>




